介護保険:介護保険について
「長生き」が人生におけるリスクと考えられるようになりました。中でも一番懸念されるのが、介護状態になった時に必要となるお金。ということで、介護保険についてご紹介します。
◆公的な制度は?
まずは、公的な介護保険制度を見ておきましょう。平成12年から導入された介護保険制度は、市町村運営する公的な制度です。40歳以上の人が加入し保険料を負担します。
65歳以上の人で、介護や日常生活での支援が必要になれば、介護保険を適用してサービスを受けられます。この時、サービス料の1割が自己負担となります。
自己負担額が1割といっても、長期間になるとかなりの金額になりますよね。例えば、寝たきりの状態になって、月3万円を自己負担するとなると年間で36万円。5年間続いたとすると180万円にもなります。これは大きな負担ですよね。このような不安を解消してくれるのが、民間の介護保険です。
◆介護保険には一時金と年金が
各保険会社が提供している介護保険は、主に介護状態になった時に支払われる「介護一時金」と、介護状態である時に年金として支給される「介護年金」があります。
介護一時金は介護状態になった時に一度だけ受け取れるもので、介護用品の購入や住宅リフォームなどの費用にあてることができます。
一方、介護年金は介護状態になった時に受け取れる年金です。公的な介護保険の自己負担金や生活費などにあてることができます。
◆見えない不安を少しでも解消
介護状態はいつまで続くかわからないものですから、お金がいくら必要になると試算することができません。これが、介護にかかるお金の一番の心配事。この不安を少しでも解消してくれるのが、民間の介護保険です。
公的な制度も、財政難から自己負担が増えそうな気配です。民間の介護保険に加入しておくと安心ですね。
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