生命保険の見直し方法その10:住宅ローンのある私たちは守られている 「団体信生命保険」
人生で一番大きな買い物といわれるマイホームの購入には、
大抵住宅ローンを組むことになります。
頭金や贈与などはそれぞれの事情ですが、数千万円の借り入れで、
返済期間も二、三年の長期にわたるのは一般的でしょう。
その間、何事もなく約束どおり返済できればいいのですが、
長い人生何があるかわかりません。
「主人が不慮の事故で亡くなり、返済できません・・・」
なんてことがないよう、貸す側の金融機関もリスクに備えています。
それが、いわゆる「だんしん」と呼ばれる「団体信用生命保険」です。
こちらに加入していることで、本人が死亡または高度障害を負った場合、
保険から残りのローンを弁済してもらえるしくみです。
前述のBさんやCさんの例でわかるように、
遺族はローンなしの住まいを手に入れることができます。
これまで生命保険で住まいの備えをしてきた人は、
住宅ローンを組んで「団体信用生命保険」
に加入したことで、絶好の死亡保障見直し時を迎えるわけです。
見直しで節約できた保険料を繰り上げ返済などに回すことで、
完済を近づけることだってできるかもしれません。
しかし、銀行から住宅ローンの融資を受けている人は、
「団体信用生命保険」に加入している認識がうすい傾向にあります。
この保険の保険料は、初めからローン金利に上乗せされているため、
改めて保険料を払う必要がないことが原因でしょう。
知らないばっかりに、
「ローンを抱えて責任が重くなった」 と、
自分の生命保険に上乗せを考える方さえいるようです。
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